アトピー原因究明のため遅延型アレルギー検査(IgG)アレル・チェックをやってみた
以前から気になっていた遅延型アレルギーを自分で検査が出来るアンブロシアの『IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]』の検査キットを実際に試してみました。
日本で一般的に行われているアレルギー検査は即時型のIgE抗体の検査です。
海外では遅れて反応が出る遅延型のIgG抗体やIgA抗体も調べたりしているんだそうです。
(そう考えると日本でIgEのみの検査しかしないというのが腑に落ちませんが・・・)
現在の日本の病院では、遅延型アレルギーを調べたい場合、保険提供外の自費になります。
病院で取り扱いがあるところでやった場合は5万ほどになるそうです。
Amazonでも販売していて、そちらだと3万弱。
ずっと気になっていたけれど、値段的に躊躇していた(あと痛そうかなと躊躇していたというのもある)遅延型アレルギー検査(IgG)の検査キット『IgG96スタンダード・フード・パネル(日本)』というのを妹が買ってくれたので、やってみました。
(妹に感謝です・・・!)
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目次
IgG検査で何がわかるか?
アレルギーがきっかけで起こると言われている症状は色々あり、以下の原因不明の症状には本人でも自覚していない食物アレルギーである可能性が高いそうです。
IgG検査を行うことで、アレルギー症状と思われる以下の悩みが解決できるかもしれません。
※必ずしも解決できるとは限りません。
■消化器官
消化不良、吐き気、嘔吐、過敏性腸症候群、下痢、便秘、膨満感、胃潰瘍、肛門掻痒、腹部のけいれん痛、
疝痛(赤ちゃんの場合)■尿路
頻尿、排尿時の激痛と夜尿症(子供の場合)■認識・精神
極端な感情起伏、不安、ゆううつ、過食症、集中力不足、疲労、活動過多と不機嫌(子供の場合)■頭と首
耳感染、鼻詰まり、反復性の副鼻腔炎、頭痛、片頭痛、咽頭炎、口のびらん■胸
喘息、不規則な心拍■筋肉と関節
筋肉痛、関節痛、関節の炎症、関節リウマチ■その他
水分貯留、体重増加、湿疹、じんましん、過剰発汗
このリストを見ていると、一時期ですが過敏性腸症候群と診断されたこともあるし、不整脈といわれたり、消化不良、下痢、便秘を繰り返している時期もありました。
鬱っぽくなることもあるし、喘息だし、湿疹もじんましんもあるし鼻炎だし、色々あるなーと。
こういう検査があることをもっと早く知っていれば、自分の体調不良の原因が『自律神経失調症』で片付けられることもなかったのではないかと思い始めています。
食物アレルギー・遅延型フードアレルギー検査、豊富な96種類
日本人の食生活にお馴染みの乳製品、野菜、果物、肉、魚、ナッツ、穀類、緑茶、烏龍茶、コーヒー、スパイス、昆布などをバランスよく揃えた、96種類の日本標準パネルのキット。
値段は高いですが、豊富な検査項目が魅力的ですね。
また、自分で「アレルギーかも」と思って控えていた食品も検査をすることで安心して食べられるようになるかも。
(アレルギーが大量に見つかる可能性もありますが・・・)
■乳製品
カゼイン、チェダーチーズ、カッテージチーズ、牛乳、ホエイ(乳清)、ヨーグルト■フルーツ
リンゴ、アボカド、バナナ、網メロン、チェリー、ココナッツ、赤ブドウ、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、オレンジ、パパイヤ、モモ、パイナップル、いちご、スイカ■ナッツ・穀類
アーモンド、あずき、玄米、カシューナッツ、蕎麦、トウモロコシ、小麦グルテン、キドニー豆、緑豆(マング・ビーンズ)、オートムギ、ピーナッツ、ピスタチオ、白米、ライムギ、ゴマ、大豆、クルミ、全粒小麦、さやいんげん■野菜
筍、もやし、ニガウリ、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、きゅうり、ナス、ニンニク、ピーマン、昆布、リーキ、レタス、マッシュルーム、オリーブ(黒)、タマネギ、かぼちゃ、ほうれん草、さつまいも、トマト、じゃがいも■肉類
牛、鶏、鶏卵(卵黄)、鶏卵(卵白)、ラム、豚■シーフード
あわび、ハマグリ、タラ、カニ、イカ、牡蠣、レッドスナッパー、サーモン、スズキ、エビ、マグロ、ホタテ貝■スパイス
カレーパウダー、しょうが、マスタード、黒胡椒、チリ、バニラ■その他
製パン用イースト、醸造用イースト、カカオ、コーヒー、蜂蜜、さとうきび、緑茶
正直言えば、反応が出て欲しいと思っています。
反応が出て、それを除去すれば長年の悩みのアトピーや原因不明の体調不良で『自律神経失調症』と医者に言われた症状とおさらば出来るのでは・・・と考えているからです。
今回買ってもらったのはIgG抗体用ですが、他にはIgA抗体、カンジダ抗体パネル(IgG,IgA,IgM)&抗原パネル、セリアック抗体パネル、代謝プロファイル(36項目)、環境汚染物質プロファイル(11項目)、代謝&環境汚染物質セット・プロファイル(36項目+11項目)と色々あるようです。
もしIgG抗体で反応が出なかったら・・・その他のキットに手を出しそうな予感がしています(^^;)
『IgG96スタンダード・フード・パネル(日本)』やってみた
そういうわけで、遅延型アレルギー(IgG)の検査を自分でやってみました。
自分でやるのは採血までで、もちろん成分分析等は機関に送って調べてもらうことになります。
開封すると、アレル・チェックと採血に使用する予備のランセットが入っています。
こっちの箱がアレル・チェックの検査キット。
このラベルも返送するので捨ててはいけません。
これがキットに入っているものです。
- 血液吸収ストリップ
- ランセット
- バンドエイド
- アルコール布
- 被験者情報記入用紙
- 取扱説明書
- 採血の際の注意事項
- 返信用封筒
- 血液吸収ストリップ保護用ポケット
- ランセット回収袋
採血の方法から返送まで、手順が細かく書かれている説明書が同梱されているので、この手順通りにやっていけば問題ありません。
Amazonの感想で「採血にてこずりました」などの記載があったので、採血をする手を温めて事前に揉んで血流を良くしてから行ったくらいです。
ランセットは、検査用に2個、予備に2個ついていましたが、1個だけの使用で大丈夫でした。
指を揉んでいたせいか、よく血が出ました(笑)。

採血に使用するランセット2個
また、「痛いのかな・・・」と心配していたのですが、痛みはほとんどありません。
痛いレベルですが、縫い物をしていて針で誤って指を刺してしまったりしますよね?
あれよりも痛くありません(寧ろ、縫い針のほうが痛い)。
注射よりも痛くない。
チクッとはするんだけど、「あれ?これでいいの?」と拍子抜けするレベルでした。
この血液吸収ストリップの白い部分に血液を染みこませました。
わたしは薬指を選びましたが、1個のランセットで3本のストリップを染みこませられる量の血液が出たのは、きっと事前に温めて揉んで血流をよくしたからだなと思います。
(ちゃんと準備してよかった!)
しっかりストリップを乾燥させてから、付属のジップロック的なものに入れて返送。
返送方法も、最初にパッケージに貼ってあったラベルを貼る、封筒に個人情報を書いたら保護シールを上から貼るなどは、丁寧に説明があるので、ちゃんとよく読めば誰でもできると思います。
3月5日の夜に採決をして、7日にポスト投函をしました(6日は忙しくてポストに行けなかった)。
ちなみにですが、アレルゲンのテストなので、事前にバラエティに富んだ食事をしています。
ずっと食べていなかったチーズ+マヨネーズのパン、ナポリタン、チョコレートなど、IgE検査(普通のアレルギー検査のこと)で反応が出ていたものもあえて食べてから挑んでいます。
届いたらまた結果をレポートしますね!
届くのに2~3週間かかるそうです。
(何か反応があることを祈る・・・!)
薬を常用している場合
薬を常用している場合の注意書きが入っていました。
免疫抑制剤はきっとプロトピックのことでしょうね。
使わなくなって二ヶ月以上は経過していたので、大丈夫かなと思い、検査しました。
他にも薬は飲んでいますが(抗アレルギー剤など)、薬をまったく服用しないで過ごすにはこの花粉の季節は辛すぎるので、今回は現状維持にしてみました。
今回使用した検査キットはこちら
Amazonでみる IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]
メーカーサイト アンブロシア株式会社
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