速効性と遅行性のアレルギー性疾患。自分のアトピーの何たるかを知る
『アトピー』ってすごく簡単な言葉ですよね。
病状は複雑なのに・・・。
日本だと皮膚病のことをそのまま言いますが、医学用語では気管支喘息、鼻炎などのアレルギー疾患に冠されるもののようだとわたしが知ったのは、実はつい最近です。
そして、アレルギーにもすぐに湿疹が出たり痒みが出たりする速効性と何日か遅れて出てくる遅行性の2種類があることを知りました。
こういうことを出来れば病院でもっと教えてほしいなと思いました。
アトピーの何たるかはわかりませんが、これも要因の一つかもしれないと考えています。
わたしは、三十数年生きてきて、こういうのを知ったのが最近だなんて・・・なんか切ない・・・(^^;)
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目次
喘息もアレルギー疾患だった
わたしはあまり頭のよいほうではありません。
だから、色々なことを人よりもたくさん調べて、理解して、やっと飲み込むんです。
だから、わたしが色々調べて、「アトピーはこうなんじゃない?」と思ったことを書いてみます。
そんなわたしなので、アトピーは単なる皮膚疾患だと思ってずっと生きてきました。
しかし、ここ2~3年ほどで悪化していき、やっと自分でアトピーを調べ始めて、だんだんアトピー=アレルギー性疾患でもあるんだと、なんとなく思ってきたことがあります。
三十数年もアトピー患者として生きてきて、アトピーのなんたるかもわかっていなかった。
もともと喘息もアレルギー性鼻炎も持っています。
最初は喘息だったのか、湿疹が先だったのか既に忘れてしまうほどの昔に発症しました。
気管支喘息の症状もアレルギーであると知ったのも、実はつい最近です・・・。
そのことを子供のときに早く理解していれば、肺を強くしようとか、鼻呼吸に切り替えようとか、色々考えられたのではないかと思う。
アトピーについて知っているのかが治療の重要なポイントだと思う
大人になってからの治療は、かなり大変です。
子供のほうが辛いかと思っていたけど、子供であれば親の庇護のもとで治療を受けられるし、学校などは休むことも出来る。
臓器が完全に出来上がっていないので、大人よりも治りそうな気がする。
ただ、ここで一つネックなのが、その親がどれだけアトピーについて理解しているかということ。
病院の医師が理解しているのではなく、親が理解しているのかどうか、これも重要だと思っています。
わたしの両親もそうですが、病院で薬を塗れば治ると思い込んでいて、それのループでステロイドによる免疫低下や内臓疾患などの現状を生み出してしまったのではないかと考えました。
『病院の薬を塗って治す』
この考えは、「何かあれば病院」の考えの両親のもと、わたしにも受け継がれて、そしてここまで来ました。
別に悪いことではありません。
確かにそれも一つの方法ですが、治らない病気とされているのに塗り続ければ、いずれ薬は効かなくなる。
そのことにもっと早く気がついていれば、今、こうなっていなかったんじゃないか?と思ったりします。
子供アトピーだったけど、両親は恨んでいない
大人になり、アトピーが悪化すると、それがもろに生活に響いてくるのを実感しています・・・。
特に顏に症状が出てしまうと、仕事に行くのが辛くて・・・というのが一番精神的にツライです。
でも稼がないと治療も出来ない、生きてもいけない。
身体だってわたしは乾燥タイプのアトピーなので、粉がふきまくりぼろぼろ剥がれ落ちてくる状態で悩んでいますが、それとは別の湿潤(じゅくじゅく)タイプだとまた違う悩みがあると思う。
それを抱えて仕事をするのは正直厳しい時もあるし、朝目覚めてアトピーで身体が起こせないときもあった。
今から考えてみれば、治療は医者任せ。
人の意見を聞くばかりで自分の意見や考えも何もなかった。
今はちょっと(?)アトピーは悪化していますが、治らない病気とされているアトピーですから、何も知らないままでは済まされなかったのに、わたしはほんの何年か前まで『薬でコントロールする』その意味もよくなかったいなかった。
では、子供の頃から病院に連れていきまくり、薬を塗りたくる人生になってしまったきっかけの両親を恨んでいるのか?といえば、それはまったくありません。
だって、わたしは幼いながらも覚えているから。
アトピーがあまりメジャーな皮膚病じゃなかった頃、両親がアトピーだと診断されたわたしを連れて大学病院を渡り歩いてくれたのを。
夜中に喘息発作が起きると、父がそのときはまだ少なかった喘息の専門の病院に夜間救急で何度も連れて行ってくれたのを。
当時のわたしはあまりよくわかっていなかったけど、父は早朝に発作が治まって病院から帰ってきたそのまま会社に出社していました。
社会人になると、その大変さがよくわかります。
両親は、そのとき出来ることを精一杯やってくれたと思ってます。
・・・まあでも、結果的に治らなかったので今こうなってるですが・・・(^^;)
大人になる。自分でアトピーとは何かを知ることが非常に重要
中学生になり、わたしは途中から病院に一人で通うようになりました。
思春期的な問題です。親についてきてもらうのが恥ずかしいと思ったのです。たかが皮膚だしと・・・。
アトピー=湿疹だと思っていました。
きっと一人で通うようになったときに、アトピーとは何かを勉強をするか、病院の先生がちゃんと話をしてくれたら違った結果になっていたのではないかと思う。
わたしは、薬さえ塗っていれば治ると信じ続けていたし、ステロイドのランクのことも知らずに、本当に大量に塗りたくっていたから。
病院を批判しているのではなく、治したいなら自分のアトピーとは何かを自分でもっとよく知るべきだと思ったんです。
アレルギーにも時間差で出てくるものがある
わたしは悪化してから、毎日アトピーのことばかり考えています。
アトピーにも色々あってアレルギーで出てしまったものもある。
朝起きると大量の皮膚が落ちていて憂鬱です。
でも憂鬱だけど、掃除をしながら皮膚の量の推移を観察しています。
例えば薬を塗ったとして、次の日はどうなったか、さらにその次は?塗らなかったら?と自分でちゃんと経過を観察しています。
- この薬を飲んでみてどうだったか?
- 薬を塗ってみて、症状はどう変化したか?
- 薬を飲んだことで、どこか身体に異常が出たりしていないか?
(痛みや痒みなど全体的に) - 逆に薬をやめてみて、どうなった?
薬が処方されたら、面倒ですが副作用の欄は自分でざっと目を通して、当てはまる症状が出ていないかをチェックしたほうがいいと思う。
あとからわかったけど、実はあの症状は副作用だった・・・ということもあった。
(激しいめまいとか・・・)
観察が出来ない場合は、今はスマホを持っている人も多いと思うので、患部の写真を撮るのが一番てっとり早いです。
皮膚の状態の経過は、病院で口で説明するよりも画像を見せちゃったほうが早いこともあり、その治療が自分にあっているのかいないのかもわかりやすくなる。
・・・その画像をみて、自分であとで凹むんですけどね~。
わたしも以前はそうでしたが、自分の皮膚の状態なのに病院にいかないと経過がわからないんですよね(^^;)
でも、そのカルテは病院の先生が見るもので自分でみられるものではない。
覚えていると思っても、日数が経過すると忘れてしまうんですよね。
わたしは春頃に薬疹でニキビの症状に悩まされました。
(結果的に薬の副作用でした)
そのときは顔が赤かったと記憶をしていたけど、写真をみてみると実際は赤みがひいてブツブツだけになっていたなど、記憶と違うことが多々あります・・・。
年齢のせいで忘れたのかもしれませんけど(^^;)
食物アレルギーがある人なら、食べたものを大まかに記録していく必要があると思う。
アレルギーは、すぐに出る速効型と、遅く出てくる遅延型があって、だいたいは病院で行うアレルギー検査は速効型のほうを調べているだけなんだと、それも最近知りました。
妹が原因不明の湿疹で悩んでいました。
アレルギー検査をして食べなくなっても、何日かしたりすると出てくるものがある。
妹にアドバイスをして、食べ物をずっとメモしてもらうと、蕎麦を食べた何日か後に湿疹が出てくるというのがわかってきたんです。
普通の病院だと検査をしてもらうのは速効性のアレルギー検査なんだそう。
遅延型は何日か経ってからアレルギー症状が出てくるものだそうで、わたしもまだ知ったばかりでちゃんと調べていませんが、なんと!Amazonで検査キットを取り寄せて自分で調べることもできるんです。
(病院だと保険適用外になる検査なので、対応していない病院もある)
今は別の治療法を試しているので、金銭的な理由もあってまだ調べられてしませんが、試している治療が効かなかったら調べてみようと思っています。
自分のことは自分が一番よく知っている。
だから、あまり患部をみたくはないけど観察をして、どんなことをしたら悪化するのか、改善したのかを知ることが大事。
そして、それを元に病院で相談したほうが、話が少し早くなります。
(たまに頭の固い先生もいますが・・・)
ちょっと患部を診るだけの先生と違い、医師ではないけど毎日患部を診ているんです。
その観察を続けて、状態を細かく伝えたほうが、先生と治療について会話が成り立つと思ってきました。
※最後に付け加えておきますが、これはわたしが日々悶々と考えてきたアトピー治療に対することであり、医学的なことはまったくわからず、自分の症状の観察と感覚で書いています。決して鵜呑みにしないでくださいね!ちゃんと調べましょう!
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