アトピー治療で大学病院に行ってきた
今月、通っている皮膚科で今月ですが、アトピーが重症と診断されてしまいました。
いつも通っている皮膚科の先生が、「あなたは重度のアトピーだから、大学病院に行って今後の治療方針などを決めたほうがいい」と言われ、はじめて大学病院の診察をうけに行ってきました。
正直「もっとステロイドを塗れ」と言われると思ってたし、気乗りしませんでした・・・。
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目次
はじめての大学病院
重症アトピーの医師が勤務するという大学病院へ紹介状を書いてもらい、行ってきました。
初診であるので予約の15分前には到着するように言われていたものの、電車のダイヤが大幅に乱れていた関係で10分前の到着になってしまいました。
そこから初診のファイル一式を受け取って、皮膚科専用の受付に行くころには自分の予約時間を過ぎていて・・・。
予約優先の大学病院で予約時間に行けないとえらいこっちゃですね!
一般と同じ扱いになりますので、長いこと待ちました・・・。
待ったといっても1時間半強なのですが、慣れない大きな病院で、自分の番号が電光掲示板に出てくるのをひたすら待っていると、オチオチ本も読んでいられなくて・・・かと言って音楽を聴いていて名前が呼ばれたのに気がつかないのも・・・と思うと気疲れしますね・・・(^^;)
大学病院での診察
さて、長らく待ってやっと診察です。
診察時間は10分ほどでした(早っ)。
いつもと同じく患部を見せて、今までのアトピーの経緯を話して、採血・・・それで終了。
なんとあっけない(笑)。
一応、「わたしのアトピーは菌で広がったんじゃないのか?」という質問をしてみたのですが(私は未だに疑ってる)、ある程度湿疹や炎症があれば黄色ブドウ球菌などは繁殖してしまう。
ステロイドをしっかり塗って湿疹を抑えれば、黄色ブドウ球菌も減る──というお話でした。
顏の赤みがステロイドの長期利用でなり、その後プロトピックを長期で使ったらイボになった件も話しましたが、そちらは顔は酒さだったんだろうとのこと。
これは2年前に真っ赤になったときの写真があったので、話が早かったですが、やはり「あれは酒さだよな・・・」と思っていたので、そこはすっきりしました(今までは否定されていた)。
※一時期、サプリメント療法をやっていた関係で、その期間は患部の写真をとっていたのです。
イボと酒さを保険提供外の病院でもらう軟膏で治したことを告げると、他の病院ではそんな薬は聞いたことがないという反応なのですが、さすがに大学病院の先生だけあってご存じでした。
その時のわたしの症状だと、やはりその選択で間違っていなかった模様です。
(この軟膏、教えてくださった方とのお約束で名前が出せません・・・)
今は三ヶ月ほどステロイドなしで生活していて、結構よくなったと思っていたのですが、先生的にはまだダメなようで、しっかりステロイドを塗ってほしいことを言われました。
しかも、入院すれば治りが早いとも・・・。
顏や腕に不自然な横皺入っているのですが、それはステロイド皮膚とは言われませんでした。
保険適用外の病院だと、ステロイド皮膚の初期っぽいことを言われるんですが・・・。
「アトピーで人生を諦めてはいけない」だから塗りなさいと言われた
先生はとても優しい雰囲気の人で、ご自身のアトピーについても語ってくれるわけですが、共感できすぎて涙が出てきてしまいました。
(なんせ今のわたしは豆腐メンタルですから・笑)
先生からは、「今まで薬をまったく塗っていないわけではないから、これくらいならしっかり薬を塗れば、また日常生活が送れるようになるよ」と言ってくれ、具体的に塗る期間についても提示してくれました。
残念なことに、今は半ば人生ドロップアウトのような状態になっていますから、ステロイドはなるべく使いたくない気持ちからまた揺れ動いております(苦笑)。
(中程度~重度のアトピーになると、仕事をすることが難しいですよね・・・)
わたしが非ステロイドの治療についてばかりの本やブログを読んでいるように見えるかもしれませんが、実はちゃんとステロイド治療をされている人の記録も読んでいます。
「アトピー治療はこれしかない!」という凝り固まった考えはいけないと思っているからです。
ステロイド治療のよいところは、塗ればまた日常生活が送れるようになるということかなと思っています(デメリットは副作用ですよね・・・;;)。
ステロイドを減らしたりしてまったく塗らない状態に持っていきたいのですが、そうするとリバウンドをしてしまい、日常生活が送れないんですよね・・・。
「アトピーで人生を諦めてはいけない」ということも先生はおっしゃっていて、そこはとても共感できたし、正直泣けてきました。
(実際涙が出てしまった)
今は両親がまだ健在ですし、わたしと同じで嫁には行けていませんが妹もいます。
ありがたいことに家族が支えてくれていますから、わたしは「今!アトピーをなんとかしたい!」という気持ちがとても強いんです。
だって、誰か家族がかけてしまったら、きっと治療に専念できなくなる。
「アトピーの重症って、こんなに日常生活が大変なんだな・・・」と思うことがいっぱいです。
今は支えてくれる人たちがいますが、一人だったら絶対に精神が弱いわたしは治療はできないし、そうなったらわたしはくじけてしまい、生きることを止めてしまうかもしれないほど、今参っているから。
結局、今回出たお薬はこんなかんじ。
- [飲み薬]オロパタジン塩酸塩OD錠5mg(アレロックのジェネリック)
- [飲み薬]ロラタジンOD錠10mg(クラリチンのジェネリック)
- [塗り薬]アンテベート軟膏0.05% 25g+ヒルロイドソフト 25g
- [塗り薬]アンテベートローション0.05%(頭皮)
- [塗り薬]メサデルム軟膏0.1%(顏・フェイスライン)
メサデルムはStrong(強い)のステロイド、アンテベートはVery Strong(とっても強い)なんですよね・・・orz
背中が結構すごいのですが(落屑などなど・・・)、そこは家族に塗ってもらいなさいとのこと。
そのために家族との関係や、揉め事の有無、治療について家族がどう思っているのかまで聞かれました。
わたしの家族は本当に治療を応援してくれていて、たまにですが金銭的な援助も受けています(特に妹から)。
昔から頼めば嫌な顔をせずに薬を塗ってくれますし、今も頼めば塗ってくれるでしょう。
しかし、わたしが嫌なのです!!!!
医師に診られるのと、家族にみられるのはまったく気持ちが違うし、誰かにみられるのは今のわたしには激しくストレスです。
そのことも言いましたし、先生は塗ってもらえといいますが、わたしはやっぱりまだ頼むことはできません。
次に大学病院に行ったときに、「ステロイドを使ったか、または使わなかったか、使ったらその分量を教えてね」と言われてしますが・・・正直気が重いです・・・。
(わたしがステロイドにたいして恐怖があることは、紹介状に書かれていた模様です・笑)
実は今日、ちょっと他のクリームを自分で試してみたんだけど、痒みが少ないけれど身体の皮ムケがすごく強くて・・・あの落屑を見たらそりゃー色々強めのステロイドを処方するよな~と思う(^^;)
ちょっと考えていたのは、この処方に加えて自分で気になる軟膏をブレンドしてもいいわけだよな・・・と勝手なことを考えていました。
それでも処方をこなしたことにはなりますよね(笑)。
先日から今まで気になっていた漢方系の軟膏も取り寄せて試していて、そのために今日は身体の落屑がすごかったんですけど、ここまで悪化してたら、あとは自分の悔いがないようにしたい。
わたしのアトピーを治すのは、多分皮膚科医でもなく、わたし自身だと思ってます。
思っているので、もうちょっと悩んでみようと思います。
ステロイドを使って後悔するのも、使わなくて後悔するのもわたしであって医師ではないのです。
でも、先生が「あなたを日常生活が送れるようにしたい」と言ってくれた気持ちは本物かもしれないと思いました。
そんなわけで、ステロイド治療がいいとも悪いとも、わたしには言うことができません。
ですが、どちらの意見もすごく納得してしまうのは事実です。
アトピーって、難しいですね。
コメント
ステロイドに関しては朝晩ちゃんと塗ると結果的に服がベッタベタで別の意味で人生諦めることになるのが個人的に気に入らないところではあります(挨拶)。
もちろん副作用やステロイド中毒についての問題もあるわけですが、一番はプロペト系の保湿剤と併用したときのあのひどいベッタベタ感ですね。洗濯にもやさしくないので、別の意味で人生あきらめることになることもあって使う気しないです。
洗濯機がべったべたになるのを避けるのに結局手洗いに何時間かかってんだって状態になるんですよね。
現在は薬に関しては1日1回のアレグラと、紫雲膏ですが、ステロイドを使っていたころよりは随分調子がよくなりました。
とはいえ1人1人の体質に合う合わないもあるようですから、なんともいえませんね。
ビタミン剤をわざと抜くと悪化するので、栄養不足から肌の回復が間に合わなくなるというのは多少信憑性があるのではないかと思われますが、その程度です。
ではでは。
アトピー25歳男性さん、こんにちは。
アレグラと紫雲膏で調子が上がってこられたとのこと、よかったです!
わたしもこの記事を書いたときよりは改善が見られています!
アトピー25歳男性さんが紫雲膏というので、わたしも漢方系軟膏を調べて試してみました。
症状によって使うものが違うようで、知らない世界の勉強なのでちょっと楽しんでいるところです。
紫雲膏とかも服につくと結構着色しますね(笑)。
ステロイド使用はすごく悩みます。
現在、どうしても酷い肩だけは夜のお風呂上りに若干塗っているものの、他の部位は塗っていません。
脱ステがいいとか悪いとか、個人個人で向き不向きがあるので一概に言えませんが、わたしの場合もステロイドはあまり使用しないほうがいいような気がしています。
確かにステロイドでも改善するんですが、皮膚がすごく弱いんですよね・・・。
足はずぼらで痒くても放っておいたら、現在かなりよい状態です。
悩んでいた顏ですが、ステロイドを使わなくなって四か月、お風呂で皮膚をふやかして顏を擦って皮ムケ部分をはがしちゃってますが、むしろそのほうが調子がよく「顔がかなりよくなってきましたね~」と言われるほどになりました。
大学病院の先生のおっしゃってることもわからなくはないですし、アトピーで人生を・・・云々の話は共感できますが、わたしは今他の大人よりもありがたいことに時間がとれるので、使わないで様子をみてみたいと思ってます。
ビタミン剤もずっと摂取し続けていると不思議と効きが悪くなると、以前サプリメント療法の先生がおっしゃっていたので、わたしはビタミンCのみとマルチビタンを定期的に入れ替えたりして試しています。
今度、二回目の大学病院なのですが、ステロイド使用をしたくない患者が行っても迷惑をかけるだけなので、その気持ちを伝えて話をしてみようと思ってます。
・・・わたし、抗菌剤がもらえないかなーと思って大学病院に行ってみたのですが、やっぱりダメでした。
わたしの顔、抗菌剤でかなり回復したので、身体も試してみたかったな~と・・・。