アトピー性皮膚炎を保湿剤で乳児の発症率が3割減少
乳児のアトピー性皮膚炎を保湿剤を塗ることで3割も減らせたという発表が国立成育医療研究センターのチームからありましたね。
乳児の研究結果ですが、家族にアトピー患者がいる場合、事前に対策をすることで、予防効果があるというのは、世界的にも初めてなんだそうです。
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目次
乳児に保湿剤を使用でアトピー発症率が3割減
アトピーの治療でも、保湿をしたほうがいいんじゃないかという考えと、脱保湿がいいんじゃないかという考えがあり、正直治療中の身としてはすごく悩みます。
研究は、両親や兄弟などの家族にアトピー性皮膚炎の患者、または経験者がいる乳児を保湿剤を全身に塗るグループと、乾燥した部分にワセリンだけを塗るグループにわけて、生後一週間から約八か月継続して行われたそう。
研究機関は約3年。
その結果、保湿剤を塗ったグループの発症率は特別なスキンケアをしなかった場合に比べ、32%減ることが分かった。乾燥などで皮膚の機能が低下するのを防いだためと考えられる。(引用:アトピー性皮膚炎:保湿剤で乳児の発症率3割減少)
親がアトピーの場合、やはり子供もアトピーになるんじゃないかとすごく不安ですよね。
完全には防げないそうですが、乳児の場合は保湿をすることで発症が減るのであれば、ぜひ試したいところ。
家族にアトピー患者がいる・またはいたことがあった場合、試す価値はありそうですね。
わたしは乳児ではない大人なので、できれば大人の研究結果も欲しいところ。
まあ、大人の場合は乳児と違って色々な原因があるし、そう簡単にはいかないか・・・。
でも、乳児の場合だけど保湿剤が有効なこともわかったので、自分に合う保湿さえ見つけられれば、乾燥タイプのアトピーの場合、多少改善できるのかな・・・と思ったり。
保湿でアトピーを抑えることで、食物アレルギーを防げる可能性
保湿でアトピーが抑えることができれば、食物アレルギーも防げるかもという話も出てきました。
チームによると、アトピー患者は皮膚の保護機能が低下するとともに、炎症が起きて、アレルギー物質を体内に取り込みやすい状態になっている。皮膚に食物が付くと、免疫細胞が食物中のアレルギー物質を取り込み、異物と認識するために、食物アレルギーにつながると考えられるという。 (引用:食物アレルギー、アトピーと関連か=赤ちゃんの肌、保湿で予防―成育センター)
皮膚が炎症などが発生して機能が低下したところに、食べ物を食べたときに、免疫細胞がアレルギー物質を取り込んで食物アレルギーになるのであれば、保湿をすることでそれを防げると・・・。
大人になるとそんな簡単には抑えられないので、乳児のうちに対策をうすることで防げたらいいですよね。
わたしは、顏だけ保湿剤を使うと真っ赤に腫れてしまうので、脱保湿をしたほうがいいのかどうか悩んでいたところでした。
大人なのでこれには当てはまらないと思いますが、もうちょっと保湿に目を向けてみたいと思います。
できれば、この研究で使用した保湿剤は何を使ったのかを教えてもらいたいですね!
情報ソース
アトピー性皮膚炎:保湿剤で乳児の発症率3割減少
食物アレルギー、アトピーと関連か=赤ちゃんの肌、保湿で予防―成育センター