アトピー性皮膚炎はドイツだと「治る病気」ドイツのアトピー治療を調べてみた
アトピーを患って、そろそろ35年ほどになりそうです・・・。
「大人になれば治る」と言われていたけれど、大人になった今、ちっとも治っていない現状・・・。
それどころか、わたしのアトピーはここ2~3年で悪化の一途をたどっています。
それもそのはず。
日本だとアトピーは、治療のガイドラインで「治らない病気」と位置づけられて、皮膚科では荒れたところに軟膏を塗る、痒みを止めるために薬を飲むという対処療法しか治療がなされていなかったのです。
わたしはそのことをずっと知らないで、今まできてしまいました。
でも、ドイツでは「治る病気」なんですね・・・!
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目次
わたしがなぜ日本の治療がダメかもと気がついたか
わたしは、ずっとアトピーを薬でコントロール出来ていると思っていて、実際に34歳前後までは出来ていたと思う。
しっかりお化粧も出来ていたし、「あら?仲間由紀恵に似てるわね!」と言われて喜んでみたり(人生2回しか言われたことがないのでお世辞でしょうけど、アトピーが悪化今、よく考えるととても嬉しい)、顏には全然症状が出ていなくて「え?嘘!全然アトピー出てないじゃん!」と言われたりもしてた。
でも、昼夜逆転生活になったことで、生活リズムが崩れはじめたら・・・悪化も本当に早かった・・・。
太ももが腫れあがり、身体に出始め、顏が真っ赤に腫れ、皮膚がめくれ・・・。
軽度だったアトピーは、あっという間に中程度になってしまった。
わたしは自分が重症アトピーになったと思ったんだけど、皮膚科の先生に聞いたら、中程度なんだそう。
軽度と中程度はツラさが本当に違う・・・!
わたしは今、全身に湿疹がありますが、これで中程度だということは、重症アトピーの人は本当にツライですね・・・。
アトピー皮膚症状の目安
軽 症:面積に関わらず、軽度の皮疹のみみられる。
中等症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%未満にみられる。
重 症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%以上、30%未満にみられる。
最重症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30%以上にみられる。
(引用:厚生労働省アトピー性皮膚炎の概要と基本的治療より)
アトピーが悪化したことで自分で調べるようになり、今までやってきた治療はただの対症療法だったことを初めて知った。
よく考えれば、ステロイドが効かないからとどんどんランクを上げられていることに不安に思いながらも自分で調べることもせず、出された薬をただ塗るだけの生活だった。
知らないというのは怖いですね・・・。
そして、色々調べていくと、海外ではアトピーは治る病気だとされていることもわかった。
基本は、自然療法と生活療法がメインになるようです。
特にヨーロッパ圏だと、アトピーは治るとされていて、皮膚科、精神科、栄養指導科の専門家がチームで治療をしていくんだそうです。
皮膚しか見ていない日本の治療とはちょっと違いますね。
ドイツでの治療は意外と普通
ドイツ人は乾燥肌で几帳面な性格なので、アトピーの発症率は高いそうですが、それでもアトピーは治るとされているそうです。
日本とドイツの要因の捉え方が違うそうで、「アトピー体質」「ストレスに弱い性格」「乾燥肌」「弱い基礎体力」が要因で、そこにストレスが加わるんだそうです。
運動音痴なのでスポーツをあまりしない自分の基礎体力が低いのはわかっていますが、それも要因の一つなんですね。
メンタル面は家族でみられていくんだそう。
確かにストレスを緩和することが大事だし、悪化すると気持ちがくじけちゃうから一理ありますね。
ざっとドイツ医師が推奨する治療法をまとめてみました。
- 皮膚を掻かない
・ハンカチやタオルを濡らして患部を冷やす
・ペパーミントエッセンスのスプレーを持ち歩き、それを濡れタオルにスプレーして肌に当てる- ウェットラップ・ドレッシング法
患部に保湿クリームを塗り、濡らしたバンテージ(筒状の厚手の包帯)で包んでおく- 乾燥肌対策
・お風呂からあがったら三分以内に必ず保湿クリームを塗る
・保湿クリームは油分の多いものと少ないものの2種類を用意- 光線療法
・皮膚の機能の改善や強化
※紫外線過敏症、小さな子供はできません- トメサ療法
・濃度の高い塩水のお風呂に入りながら、紫外線を含んだ人工光線を浴びる治療法- 基礎体力を強化する、高地・環境療法
トメサ療法は、自分で取り入れるとなるとちょっと難しいですね。
デトックスでも塩は入れたりするから、お風呂に入るときに塩を少しいれみてもいいかも。
高地・環境療法は、長期で入院する場合は、スイスの山にあるクリニックに入院することで、高地の綺麗な環境や空気はクリマテラピー(環境・気候療法)としていいそうです。
・・・日本で高地のところってどこだろう(笑)。
高地への移住は難しいとしても、基礎体力は自分の努力でなんとかなりそうですね。
さらに検索をしていたら、お友達がドイツでアトピー治療をしていたというブログ記事を読みました。
治療は特別なことをしているかんじではありませんでしたが、黄色ブドウ球菌を減らすのに抗菌剤が処方されたりするんですね。
もし、本当に治らなければ海外移住という最終手段もあるんだなと思ったら、気が少し楽になりました。
あと、ドイツの療法を調べていて『アトピーは必ず治る』と記載を何度も見て、最近落ち込んでいたわたしは、少し明るい光が見えた気がしました。
コメント
ありがとうございます!
私は物心ついた時から重症のアトピーで、今まで人前で肌を見せる事ができずに、夏も長袖でした。
そして、周りにはアトピーが1人もいなくて、家族以外に相談することができずに悩んでいました。
家族に相談しても、やはり経験したことの無い者はその苦しみが分からないようで、理解してもらえませんでした。
『痒くて掻くな』。それが幼い頃から両親に言われた言葉でした。
夏の水泳の授業も、毎年泳げるかどうか不安でしたし、着替える時なんかは友達に炎症を起こしている部分が見えないようにしていました。
友達の綺麗な色白の肌を見ることが私の1番嫌いなことでした。
だから、肌を露出せざるを得ない夏が大ッ嫌いでした。
何回も悔しくて泣きました。
でも、この記事を読んで、他にも苦しんでいる人がいたんだと、改めて実感することができました。
私はまだ中学一年生ですが、さくらさんは何十年も苦しんで来たんですね。
そう思うと自分なんて大したことなんてないんだと自身が湧きました。
さくらさんには感謝しきれません!
本当にありがとうございます!
明日から、いや、今からこの方法を実践して、綺麗な肌になります!
谷口さん、はじめまして。
アトピーでお悩みなのですね。
中学生とのことで、色々気持ちも不安定になりがちですし、さぞ辛いと思います。
周囲は理解しようとしてくれたりもしますが、あの痒さや人前で肌を露出する恥ずかしさは、アトピーになってみないとわからないこともありますよね。
想像だけでは理解は難しいので、わたしもそこはしょうがないと思いつつ、理解はしてくれようとするその気持ちは嬉しいと思うようにしました。
わたしも気がつけばアトピーの人生で、中学生の頃にも一度悪化させて顔がボロボロになってしまったことがあります。
プールでの悩みもすごくよくわかります。
わたしは中学生の頃はずっと気持ちが沈んだ人生を送っていて、正直あまり当時の記憶もないほどです(^^;)
ご両親は医師に伝えられた「掻くと悪化する」という指導を守っているだけなのですよね。
わたしの両親もそうでした。
でもどんなに頑張ってもあの痒みを我慢するのは難しいですよね(笑)。
わたしも色々頑張ってすごく改善してきて、今は過ごしやすくなり、半袖も着られるようになりました。
「これがよくなる方法だ!」と決めつけずに、じっくり自分の症状をまず観察してみてください。
例えば、汗をかくと赤みが増すとか、これを食べると痒みが増す、今日食べたものなどを手帳などにメモをしておいて、悪化したときに振り返って何が悪かったのかを考えます。
ちょっと面倒ですが、なるべく冷静に症状をメモしておいて、わたしはあとから悪化したときに振り返って考えたりしました。
中学生とのことなので学校に行っている間はおやつも食べなさそうですよね(笑)。
皮膚科の先生は食べ物については「何でも食べていいよ」とおっしゃいますが、わたしの経験上、結構お菓子は我慢しないと悪化の原因になるとかんじました。
できるかぎりおやつを食べないようにしてお野菜を食べる分を増やし、そして快便を目指す(笑)。
中学生なので恥ずかしいと思うかもしれませんが、便秘を改善してからのほうが肌の回復が早まった気がしています。
わたしもよくなってきたとはいえ、気を抜くとまだまずい状態です。
お互い綺麗な肌になって心お気になく楽しめるように頑張りましょう!!
コメントをありがとうございました。