ザイザルとパキシル(パロキセチン)の副作用?体感した飲み合わせのお話
わたし、色々な薬を飲んでるのですが、メンタルが弱くてパキシル(パロキセチン)を飲んでいます。
パキシルは、副作用でどういう症状が出るか知らないうちに処方されていた薬で、服用をはじめて薬が強くなったときに、はじめて簡単にやめられない薬なんだと知りました。
痒みが酷いので、皮膚科で処方されるザイザル(抗ヒスタミン薬)と一緒に飲んでいます。
もちろん、調剤薬局で飲み合わせも見て貰っているので大丈夫・・・のはずでした。
しかし、寝起きにまったく目覚めなくて、頭が朦朧としてしまい、二度寝どころか三度寝にもなりそうな強力な眠気に悩んでいました。
色々なパターンで自分で人体実験をした結果、ザイザルとパキシル(パロキセチン)の飲み合わせで起こる副作用だったことが判明しました。
(※わたしの体感ですので、必ず起きるこの副作用が起きるわけではありません)
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やばいほどの眠気はパロキセチン+ザイザルが原因だった
アレルギー、アトピーの治療だけをしている人からすれば「パキシル(パロキセチン)って何よ?」って思うかもしれません。
パキシル(パロキセチン)は抗鬱剤なので、一部の人にしか馴染みがないですね。
パキシルがオリジナルの名前で、ジェネリックでは「パロキセチン」と言います。
この薬を処方されたのは、職場でのパワハラとモラハラがすごくて、メンタルがやられてしまったのが原因です。
以前勤めていた職場は、上司が気に入らないと物が飛んでくる、罵声が聞こえる、仕事が出来ないと脅されるようなところでした。
新人は・・・3~4日で人が辞めていくようなところに、なぜか正義感だけで2年通った結果が、わたしのメンタルが弱くなっちゃった理由。
(今までやってきた後輩たちのようにとっとと辞めておけばこんなことにはならなかったのですが・・・)
まあ、それは置いておいて、そのおかげでメンタルが弱くなっちゃったわたしは色々な抗鬱剤が効きにくかった。
パキシル(パロキセチン)のレベルがどんどん上がっていったときに、薬を飲み忘れたときにおこる離脱症状が激しくなり、そのときにパキシルの副作用のことを知りました。
(MAXで20mg処方されていましたが、根性で10mgまでに下げました)
副作用は、公にはないことになっているのか「噂ではめまいがあると聞きます」みたいなところに留められちゃってる。
パキシルは、傾眠の吹く作業が多く、次に多い副作用が嘔気だそうです。
傾眠(けいみん)
軽い刺激で目覚めるが、注意は散漫で、応答や行動は緩慢である。場所と時間がわからなくなったり、この間の出来事の記憶がないことがある。(引用:睡眠用語辞典)
寝起きがかなり悪くなっていました。
もともと寝起きは悪かったけど、さらに輪をかけて寝汚いかんじ(^^;)
ザイザルは抗ヒスタミン薬で、ジルテックの有効成分はそのままで従来のアレルギー薬よりも眠気を出にくく改良した薬と言われています。
ザイザルの副作用としてあげられているのも、眠気や傾眠。
そう、副作用の内容が被っているんですよね。
ザイザルの副作用
・眠気がある
・傾眠になる
・頭痛がする
・疲労する
・けん怠感がある
・口が渇く
・嘔気がある(引用:副作用ハンドブック ザイザルと副作用より)
このザイザルとパキシル(パロキセチン)を一緒に飲むようになって感じていたのは「朝、マジで起きられない」ということ。
本当に『傾眠』そのものの症状で、朝目覚ましのアラームで一瞬目があくものの、すぐに眠りについてしまう。
朝だなーと思うものの、注意力は散漫で頭が朦朧としていて、起きなくちゃと思いながらも一瞬で再びの睡魔に襲われてしまう。
これは副作用じゃないと思っていましたが、最近になって「あれ?こんなに眠いのってやっぱおかしい!」と思い、勝手に飲み合わせテストをやってみました。
- パキシル(パロキセチン)+アレグラ
- パキシル(パロキセチン)+ザイザル
(このほかにも処方されていたアレルギー薬を組み合わせてみた)
というように、すぐに飲むのを止められないパキシル(パロキセチン)はそのままで、他のアレルギー薬と思いつく限りの飲み合せを何日か続けてみてわかりました。
パキシル+ザイザル めっちゃ眠い・・・!と(笑)。
逆にパキシルとアレグラなど、ザイザルじゃなければ、普通に目覚められました。
なぜ傾眠の副作用が起こったのか、考えてみた
このパキシルを作ったのはグラクソスミスクライン。
そして、ザイザルもこの会社なんですって。
(副作用の相談をした薬剤師さんがおっしゃっていました)
どちらも『眠気』『傾眠』の副作用があると書かれているお薬です。
同じグラクソスミスクラインの薬だし、パキシルの『傾眠』とザイザルの『傾眠』の副作用が相乗効果になり、より深い眠気に襲われたのでは?と推理しました。
(薬剤師さんもマニュアル的には問題ない飲み合わせだけれど、人によって効き方が同じではないので、そういう可能性はゼロではないとおっしゃていました)
わたしが体感したような、パキシル(パロキセチン)とザイザルを一緒に飲んで、傾眠になったという症例はあまり報告がないそうで、首を傾げられていました。
わたしは、本人が副作用だと気がついていない可能性もあると思います(^^;)
起きられないことを日頃の疲れや体調不良だと思うパターンもありそうですよね。
わたしもこの組み合わせで何年も飲んでいましたが、気がついたのがここ最近です。
何が言いたいのかというと・・・
薬は万全なものではなく、必ず何かしらの副作用が起こる可能性があるということを伝えたかった。
わたしのように稀のようですが、ザイザルとパキシルで傾眠が激しくなっちゃう人がいたことを伝えようと思いました。
(ざっと検索したかんじでは、そういう記事を書かれている人はいなかったようですので)
新しく薬を飲んだときは、飲んでいないときと飲んだときの自分の様子をちゃんと観察することが大事だと思います。
気づかなければ、そのまま治療は続行されてしまいます。
何をどのタイミングで飲んだときに、どういう風に変化したのか、きちんと記録をつけたほうがよさそうですね。
わたしは今、ほぼ日手帳を体調管理用の手帳にして、食べたものなどをメモしています。
アトピーの肌状態もメモしています。
このメモのおかげで、気づきが結構生まれています。
※わたしは医師でも薬剤師でもないため、ネット検索や処方されたときの薬の説明書を元に書いています。
※副作用は個々で違うと思いますが、今回のケースはあくまでわたしの体感であるので、これが必ず起こるとは限りません。
参考サイト
パキシルと眠気【医師が教える原因と対処法】
パキシル錠5mg/10mg/20mg CR錠12.5mg/25mg うつ病の薬 ~現役薬剤師による完全ガイド~
ザイザル錠5mg 花粉症の薬~現役薬剤師が語るそのすべて~
ザイザルによる副作用 副作用ハンドブック
くすりのしおり ザイザル錠5mg
くすりのしおり パキシル錠10mg