自分の塗っているステロイド外用薬の強さを知る。ステロイドのランクと塗り方
皮膚科に行くと必ずといっていいほど処方される塗り薬・ステロイド外用薬。
一時期、ステロイドがもてはやされて、とてもよく処方されました。
そのあとに、ステロイドバッシングがあり、ステロイドは悪!みたいなかんじになりましたね。
簡単にステロイドとは何かを知った上で、どうやって付き合っていくのがいいのかを考えてみたいと思います。
ステロイドとは、体内の副腎というところから生み出す副腎皮質ホルモンのうちの1つです。
ステロイド外用薬(塗り薬)は、5段階のランクに分かれています。
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ステロイド外用薬のランク・強さを知る
三牧ファミリー薬局さんのホームページに、とても詳しい表が掲載されています。
これを知ってどうするんだ・・・と思うかもしれないけど、知ることも重要ではないかと思っています。
少なくとも、自分のアトピーの程度がわかると思う。
わたしは、調べるまでは自分がどのランクのものを塗っているのか、まったく知りませんでした。
ちなみに、わたしが塗っていたステロイド外用薬はこれ。
- マイザー(very strong)
- フルメタ(very strong)
- アンテベート(very strong)
- リンデロン‐V、リンデロン‐VG(strong)
- ロコイド(medium)
一番弱いweakなんて出たことがあったかな?
酷いときは、一番強力なデルモベートも出たことがあります。
でも、そのときに説明はされていなかったように思います。
皮膚科の先生を信頼していないわけではありませんが、処方するときに説明くらいあってもいいのではないかと思ってしまいました。
ステロイドの塗り方
これも教えてくれてない気がする。
『塗り薬を出す→患部に塗る』ってかんじですよね。
皮膚科医としては当たり前なのかもしれないけど、アトピーが悪化して調べていくうちに、ステロイドには塗り方があったことがわかりました。
参考にしたのはナビタスクリニック川崎という病院のサイト。
内科、皮膚科、小児科、女性内科、トラベルクリニック、貧血外来がある病院。
こちらのサイトによると、基本は軟膏は「皮膚に直接のせてからのばす」こと。
手に軟膏をつけて延ばしてから、患部に塗る人が多いそうですが、それだと薬が吸収されるのは『手』になってしまいます。
軟膏は、「皮膚に直接つけてからのばす」、そしてすりこまないこと。
こちらの病院のサイトのいいところは、アトピーのステロイド治療は、根本治療ではないとちゃんと書かれていること。
皮膚科で聞くと、「薬を塗っていれば治ります」といわれることが多かった中、こちらではステロイドをうまく使いながら健康にしていくと書かれていて、できればこういう皮膚科が近所にあればよかったなと・・・。
ちなみに、わたしは現在、減ステ中です。
何度か脱ステという、ステロイドを塗るのを止めるということをしたのですが・・・耐えられなかったんですよ。
ステロイドでリバウンドがあるのかないのかということは、病院によっても見解がわかれているようで難しいです。
ステロイドを使わなくなったから、本来のアトピーが出てきた説、ステロイドを使っていたから、塗っていたところがリバウンドしてきた説。
・・・どちらもある気がして、現在、これについての考えは保留です。